当院は、急性期病院と在宅のちょうど中間にある患者様の機能回復をサポートするための病院です。これらの患者様は病気やケガが治っていたとしても、生活していく上での動作や心が治っていないかもしれない。看護部では、そんな患者様ご自身が、その人らしく、日常を「生きる力」を引き出すことを念頭に、看護サービスを提供しています。
急性期の病院と異なり、当院の看護業務の中で、治療や診療の介助はほんの一部でしかありません。反対に言うと看護師は、患者様に必要な看護を考えるための時間がいくらでもあります。だからこそ、患者様一人ひとりの回復具合や性格までをもきちんと見つめ、その人に必要なタイミングとオリジナリティーのある看護を提供することが私たちの使命だと考えています。
当院の看護部では、「自分の身内・友人を入院させたい病棟・病院づくり」をコンセプトとしています。
そのために、私たち看護職員一同は「自分が看護・介護サービスを受ける立場にあったならば」と考え、常に患者様やご家族の立場に立って、棟内の環境づくりに取り組んでいます。