理学療法
理学療法は日常生活の基礎となる基本的動作である「起きる・立つ・座る・歩く」等の能力の改善を中心に治療を行います。
大別すると理学療法の手段は運動療法、物理療法、日常生活動作練習の3つに分けることができます。運動療法では運動を通じて弱った足腰を鍛え、かたくなった関節をやわらかくしたりします。物理療法では電気刺激や温熱といった様々な機器を使って痛みをとったり、循環を改善したりします。最後の日常動作練習では実際に歩く練習や起き上がる練習を通じて基本的動作を獲得するようにします。
以上のように大きく分けて3つを駆使して患者さまのリハビリテーションをお手伝いいたします。
理学療法室は300㎡と広々としており天井も高く太陽光も射し込む明るい部屋となっています。
リハビリ室の外には、段の高さの違う階段が設置されており、様々な環境を想定した階段昇降の練習ができます。また踏面も広いため、固定型の歩行器を使っての段差昇降練習や車椅子での段差昇降の介助練習もできます。
治療・機器の紹介
当院には全国的にも非常に珍しい体重部分免荷装置付きの床上歩行路があります(左)。また体重部分免荷装置付きのトレッドミルもあり(右)、体重部分免荷装置が2種類ある施設は日本でも非常に少なく、これらも用いて積極的な歩行練習を実施しています。また骨折後 の体重免荷が必要な方の歩行練習などにも実施しています。
新しい物理療法
物理療法は電気刺激や光線、超音波などの物理的な手段を用いて行う治療のことをいいます。当院では科学的根拠に基づく新しい物理療法を使用しています。特に電気療法を用いており、電気療法と運動療法を併用し、麻痺や筋力の改善を促します。