作業療法

作業療法室

平成26年度にリハビリ室の拡張を実施し、
200㎡の広々とした空間でリハビリを
することができます。

作業療法は「食事・着替え・身だしなみ・トイレ・入浴」などの、日常生活の中でも応用的な動作能力の回復を促進し、その方の能力を最大限に活かす生活の再構築をお手伝いします。

具体的には病室、トイレ、浴室、病棟デイルーム、作業療法室、屋外など色々な場所で動作の練習や工夫、もしくは道具やさまざまな作業活動を用いて自立を目指します。例えば食事動作では手や腕の筋力強化・関節の運動を行ったり、手がうまく使えるよう実際の動作の練習をしたり、食べやすくなるようお箸やスプーンの形状を変えてみたりと、その方々の症状にあわせた対応をいたします。

更に必要な方には福祉用具・住宅改造のアドバイスや家事などの生活関連動作練習、余暇活動などの活動性向上への取り組みも行います。

上肢機能練習

上肢機能練習

電気療法と運動療法との併用治療や両側上肢トレーニングなどの新たな治療を導入しています。

日常生活動作練習

浴室シュミレーターやキッチンもあり、自宅に近い環境を設定し、 入浴動作や介助の練習、調理練習を行うことができます。また、作業療法室には和室もあるため、和式の生活を想定した動作練習も行っています。

リハビリ室内には、自宅の環境を想定したトイレが2つあります。それぞれのトイレの戸は左右異なる開き戸になっており、敷居を設置することも可能です。そのため、自宅の環境に近い環境で、動作の練習をすることが可能です。

和室での動作練習
浴室での動作練習
トイレでの動作練習

趣味活動

創作活動

元々の趣味や役割が再開できるよう、趣味活動(編み物、紙細工など)や畑仕事など実際に病院内で評価や動作指導、道具の工夫なども行います。また、創作活動などを通じて、手指の巧緻性の練習や認知機能の賦活も目指します。創作活動には、北葛城郡の特産物である靴下の廃材を使ってマットなどを作ったりしています。

自助具の選定

必要に応じて、一人ひとりの能力に合った自助具を選定します。自助具を使用することにより、一人で行える活動の幅が広がります。

バネ付き箸

●バネ付き箸

麻痺等により、通常のお箸が使えない方に

ソックスエイド

●ソックスエイド
靴下を履くための道具